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研究テーマ紹介3:ハイパワーレーザーの小話

こんにちは!

2020年度会長の川村です。


電通大の白川晃研究室に所属しています。

折角ですので僕の研究テーマと少し与太話をしようと思います。


まず、かる~~く研究テーマについて

一言でまとめると僕は高出力レーザーの研究をしています。

高出力レーザーというと多くの人はどんなものを思い浮かべるのでしょうか??

僕はこんなものを思い浮かべていました↓↓↓

夢のある話です。

ちなみに僕は中学校くらいから口から破壊光線が出せないかと常々夢を見ていました。

今でももし必殺技を一つもらえるとしたら、必殺の破壊光線身に着けたいとすら思っています。


さて、実際の高出力レーザーはもちろんこんなものではありません(最近はそうでもないかもしれませんが)

実際の高出力レーザーは主に工業用に使われています。じゃあどんな使われているのかというと、主に溶接と板金加工などに使われています。一気に地味な感じになりましたね。

まぁ、言うより見るが早しということで、実際どんな風に使われているか映像を入れましょう。



意外と格好よくありませんか??

一回生で見せてもらったことがあるんですが、割と男心がくすぐられるものがありました。

こんな感じで今世界中で高出力レーザーは使われています。

感覚的に高出力レーザーを理解してもらうために、映像を見てもらいましたが、僕の研究は実はまた毛色が異なってきます。


さて、本題なのですが僕はパルスファイバーレーザーの高出力化の研究を行っています。

ここからはある程度知識ある前提で書かせてもらいます。


工業で使われている高出力レーザーは基本的にCWファイバーレーザーが席巻しています。ファイバーレーザーの汎用性の高さが覗われます。しかし、ファイバーレーザーはパルス動作が非常に苦手な媒体で、応用の幅が限られている現状です。もちろん、パルスレーザーでもファイバーが使えるようになればそれだけ応用の幅は広がっていきます。

そこで、僕はパルスファイバーレーザーの限界を超えた高出力化を夢見て研究を行っています。


じゃあ何してるの?というと普通のファイバーレーザーってこんな形をしています↓↓↓



上の図でみてわかる通り、レーザー光が出てくる部分(これをコアと呼びます)は一つのファイバーについて一つだけです。もし、このコアの部分が複数あったらそれだけパワーは強くなる気がしませんか?そんな考えの下、マルチコアファイバーというものが作られています。



難しい話はここまでにして、僕はそんなマルチコアファイバーを使ってレーザーの高出力

化ができないか?という研究を行っています。

凄く基礎的な研究なので実用化されて皆さんの下に届くのはずっとずっと未来のことかも

しれません。しかし、この研究が皆さんの生活や社会をよりよくするために役立つといい

なと思って研究を続けています。いつかそんな日が来ることを切に願っています。


ではここらへんで



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